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2/29/2012

#14 映画『ファイナル・デス・ゲーム/OPEN GRAVES(原題)』

呪われたボードゲームをプレイした若者たちに不可解な死が襲い掛かるパニックスリラー。マイク・ヴォーゲル、エリザ・ドゥシュク、イーサン・レインズ他。監督アルバロ・デ・アルミニャン。2009年スペイン・アメリカ

アメリカ人の大学生ジェイソン(マイク・ヴォーゲル)はスペイン北西部のリゾート地で友人のトマス(イーサン・レインズ)たちとバカンス満喫中。ある日、骨董品店で"マンバ"という古いボードゲームを見つけ譲り受ける。店主曰く火あぶりにされた魔女の呪いがかかっていて"勝者は願いが1つ叶い、敗者は死の災いを受ける"らしい。フーン、そうなんだとジェイソンはビーチで知り合ったエリカ(エリザ・ドゥシュク)を誘い仲間たちと面白半分にゲームを始める。で、ゲームの最中負けた奴に何かが起きるワケもなくその日は終了。なんだツマンネと拍子抜け。しかし後日、ゲームに負けた順番で仲間が謎の死を遂げていく…。



「ジュマンジ」と「ファイナル・デスティネーション」シリーズを足しました的ストーリーが面白そうな匂いプンプンでした。が中途半端でお粗末な内容でした。要はゲームで負けた順にその結末と同様の死に方をするんだけど、この死ぬシーンがCGショボくて迫力不足。残念です。「崖から転落→動けない→カニに喰われる」とかグッジョブなデッドシチュエーションなんだけど映像のクオリティが低い。もっともっと残虐無残グログロに描いてほしかった。ゲーム自体もサイコロ振ってカード引くの繰り返しで緊張感がない。命を賭けたゲームなんだから参加者たちの緊迫感がもっと出る演出が欲しかった。全体的なチープさは予算的な問題なんだろうけど、ストーリーとアイディアは面白いんからお金かけて作り直して欲しいな~。

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2/27/2012

#13 映画『テキサス・チェーンソー ビギニング/The Texas Chainsaw Massacre: The Beginning(原題)』

皮膚マスク被ってチェーンソー振り回すシリアルキラー"レザーフェイス"の誕生までを描くスプラッターホラー。前作「テキサス・チェーンソー」の続編。ジョーダナ・ブリュースター、マシュー・ボーマー、R・リー・アーメイ、アンドリュー・ブリニアースキー他。監督ジョナサン・リーベスマン。2006年アメリカ

1939年、食肉処理工場のパート職員が作業中にベイビーを出産するも奇形児だったもんだからゴミ箱へポイ。ゴミ漁りしてた女に拾われトーマスと名付けられ、近所でも評判のキチガイ一家ヒューイット家に引き取られ順調異常に成長しましたよ。時が経ち食肉処理工場で腕を振るっていたトーマス(アンドリュー・ブリニアースキー)30歳独身だったが不況の煽りで工場が突然の閉鎖。勤続20年以上のベテラントーマスは解雇されたことにショックを受け工場長をフゴォー!と殴り殺しチェーンソーかっぱらって帰宅。で、町の保安官から知らせを受けた一家の長男坊チャーリー(R・リー・アーメイ)もナゼか興奮してこの保安官を殺害。盗んだ制服をまとってニセ"ホイト保安官"の出来上がり。グヘヘ。…ところかわって、ベトナム戦争から一時帰国したエリック(マシュー・ボマー)は彼女のクリッシー(ジョーダナ・ブリュースター)と弟カップルの4人でテキサス縦断中にローカルなバイカーカップルとトラブル発生!待ってましたと保安官ホイトが登場し、バイカーネーチャンにいきなり発砲。クリッシーを除く3人は拉致されちゃう。残されたクリッシーは3人を救出すべくヒューイット家に殴り込み!!



トーマスがレザーフェイスになる様を描いたストーリーですが、同時に鬼畜保安官ホイトの誕生物語でもあります。笑 ヒューイット家最狂のクレイジー野郎チャーリーが、殺した(ホイト)保安官の制服に身を包み「今日から俺をホイト保安官と呼べ!ぐっひっひ」と覚醒するシーンなんてめちゃくちゃシビれます!フルメタル・ジャケットの鬼軍曹から鬼保安官に変わっただけでR・リー・アーメイの怖さは変わらないんですね。笑 ただこっちの鬼アーメイはカナリぶっ飛んでます!ぜひフルメタル・ジャケットとセットで観て下さい。 

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2/26/2012

#12 映画『テキサス・チェーンソー/The Texas Chainsaw Massacre(原題)』

テキサスの人里離れた洋館を舞台に"レザーフェイス"がチェーンソーを唸らせ旅行者を襲うゴアゴアスプラッターホラー。実在の殺人鬼エド・ゲインを元に描いた74年「悪魔のいけにえ」のリメイク。ジェシカ・ビール、エリック・バルフォー、R・リー・アーメイ、アンドリュー・ブリニアースキー他。監督マーカス・ニスペル。2003年アメリカ

テキサスの田舎道をエリン(ジェシカ・ビール)、恋人のケンパー(エリック・バルフォー)ら男女5人組の乗る車が走っていると、危うく轢きそうになった放心状態の娘を車に乗せる。しかし彼女は「この道を進まないで!」と錯乱しピストルで頭を打ち抜き自殺。パニくった5人は警察に通報しようと近隣の給油所に駆け込むが保安官(R・リー・アーメイ)は、近くの製粉所まで死体を運びなさいと妙なことを言う。仕方なくトボトボ製粉所に向かう5人。電話を借りるためにエリンが入った一軒家にケンパーが後から追いかけると突然レザーフェイス(アンドリュー・ブリニアースキー)に襲われる。エリンはケンパーを探すため、男友達を連れて一軒家に引き返すが、レザーフェイスはチェーンソーで友達の片足を切断!うぎゃーーー。次々襲われる仲間たち、、それもそのはず保安官含むこの辺りの住人たちはキチガイさには定評のあるヒューイット一家だった…。



ニーチャンネーチャンがシリアルキラーに襲われるお決まりのストーリーではあるけど、ジェイソン、フレディと並ぶホラー三銃士(!?)であるレザーフェイスの豪快なチェーンソープレイは必見。チェーンソーの唸り声だけで恐怖に陥れます。そもそも鬼ガタイな大男が人間の皮膚で作ったマスク被ってる時点で相当イッちゃってます。そしてここんちの家族もアダムスファミリーの100倍くらいトチ狂いっぷり。両足のないジーサンもシュールで不気味ですが、そんな中でもフルメタル・ジャケットの鬼軍曹でおなじみ保安官役のR・リー・アーメイがサイコーに狂気!飛び抜けちゃってます。

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#11 映画『隣の家の少女/The Girl Next Door(原題)』

キチガイババァが少女を監禁虐待してヒーヒー言わすサスペンススリラー。ジャック・ケッチャム作の同名小説を映画化。ブライス・オーファース、ダニエル・マンチ、ブランチ・ベイカー他。監督グレゴリー・M・ウィルソン。2007年アメリカ

1958年、小さな街で暮らすデイヴィッド(ダニエル・マンチ)の隣家に姉のメグ(ブライス・オーファース)と両足が不自由な妹が越して来る。デイヴィッドは美しい年上少女のメグに一目惚れ。姉妹の保護者であるルース(ブランチ・ベイカー)叔母さんは未成年の息子たちにビールを飲ましちゃうアバンギャルドなお母様で、ことある毎に姉妹に折檻をしていた。ルース家に頻繁に出入りしていたデイヴィッドも折檻を目撃しショックを受けるがこの家ではルース・イズ・ルール。他人であるアナタには関係ないでしょと言われ何もできない。しかし次第に折檻は虐待へとエスカレートし悪ノリした息子や近所の子供たちを集め、地下室で残虐非道な暴行を加えはじめる…。原作はホラー作家の巨匠、スティーヴン・キングをして「この20年で最も恐ろしい作品」と言わしめたジャック・ケッチャムの同名小説。



実際にあった“インディアナ少女虐待事件”が元になったこの映画。簡単に言うとクレイジーババァが子供たちを巻き込んで非人道的な虐待を繰り広げる話。中途半端なハッピーエンドにもなりません。この鬼婆を演じたブランチ・ベイカーが名演技でした。それと実年齢もローティーンズだろう子役たちのプロ根性というか何というか…。この映画トラウマになりかねない内容だけど彼らの精神面大丈夫だったのかな、、。

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2/24/2012

#10 映画『ファイナル・デッドブリッジ/Final Destination 5(原題)』

逃れられない死の運命に翻弄される若者たちを描くノンストップ・アトラクションホラー。「ファイナル・デスティネーション」シリーズ第5弾。ニコラス・ダゴスト、エマ・ベル、トニー・トッド他。監督スティーヴン・クォーレ。2011年アメリカ

製紙会社に勤めるサム(ニコラス・ダゴスト)は恋人モリー(エマ・ベル)や同僚上司らとチャーター・バスで研修旅行へレッツゴー。んで、バスが巨大吊り橋に差しかかった時、サムは突然橋が崩壊し同僚上司が次々死んでいくヴィジョンを見る。しばし呆然としているとなんと橋は実際に崩壊し始める!我に返ったサムは皆に危険を知らせるもみんなは取り合ってくれないそりゃそうだ。仕方なくサムはモリーを連れ強引にバスを降りる。それに続き何人かもバスを離れた後、橋はあえなく崩壊し8人の社員が生き残った。しかし数日後、事故犠牲者の葬儀に現れた謎の男(トニー・トッド)から「死は決して騙せないぞイヒヒ」と悪魔のささやき…ひぇー。そして8人は次々と予測不能な死のトラップに襲われる。すると死の恐怖に震えるサムたちの前に再び謎の男が現れ「死から逃れる方法がひとつだけあるヨー」と今度は神のお告げ。それはね、、「他人に死を贈ればいいんだよイヒヒ」ドユコト!?



もうオープニングから最高!次々と凶器が襲いかかってきますよー、これは3Dで観たかったな〜。内容はシリーズ通じて同じなのでまぁ割愛。笑 ザッツ・ピタゴラスイッチ的殺人です。アレがこーなって、、そーするとコレがあーなるから、、と連鎖されることにより人が死にます。死に方も十人十色でグロ満載ですよー!観てて痛いです。そしてラストはファン必見!これは嬉しサプライズでした♪

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2/23/2012

#9 映画『ホステル3/Hostel: Part Ⅲ(原題)』

ラスベガスの秘密拷問クラブで繰り広げられる殺人拷問てんこ盛りのサディスティックホラー。「ホステル」シリーズ第3弾。ブライアン・ハリセイ、キップ・パルデュー、ジョン・ヘンズリー、サラ・ハーベル他。監督スコット・スピーゲル。2011年アメリカ

結婚式直前の主人公スコット(ブライアン・ハリセイ)は"独身サヨナラパーリィー"ってわけで、友人カーター(キップ・パルデュー)と一路ラスベガスへ。現地で友人2人と合流した4人がギャンブルを楽しんでいるとセクシーなネーチャン2人組に声を掛けられる。ナンパする手間が省けたぜと4人がニヤニヤしてると「イイトコ知ってるの♪ソコ行かない?」と積極的なお誘い。よし行こうぜと教えられた場所は怪しさプンプン。スリルを求めた4人は地下クラブで狂乱の夜を過ごすが翌日友人の一人が行方不明。なんと一緒にいたネーチャンの片割れも行方不明らしくみんなで捜索開始。友人から送られてきたメールに記されたホステルへ向かうといきなり拉致!連れ去られた先は人が人を拷問し殺すことが出来る会員制の“エリート・ハンティング・クラブ”だった。変態セレブ達の拷問ゲームのエジキにされてしまったスコット達は果たしてサバイブできるのか!?



シリーズが進むにつれて面白くなくなるという定説がありますが…。これもそうでした。拷問シーンは相変わらずのグロさでキモチワルイんですが、なんかキレイにまとまっちゃってるんですよ。この作品の肝である拷問の描写がなぜか少なく、しかもアッサリ殺しちゃうんでもっとジワジワなぶって欲しかったな~。あとは舞台がラスベガスに変わっちゃったのも残念。前2作はスロバキアっていう馴染みない国ならではのアングラ感が雰囲気あって良かったのにアメリカ…ラスベガス…って。映画化なしのDVDスルーってのも納得です。

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2/21/2012

#8 映画『デス・レース2/Death Race2(原題)』

近未来の刑務所で行われる死のレースと最強レーサー"フランケンシュタイン"ら囚人同士の壮絶なカーバトルを描くSFバイオレンス。前作「デス・レース」の続編。 ルーク・ゴス、ヴィング・レイムス、ショーン・ビーン、ダニー・トレホ他 。監督ロエル・レイネ。2010年アメリカ

近未来のアメリカでは不景気で犯罪者が増え、収容しきれなくなった刑務所は民間に委託された。マフィアの一員、ルーク(ルーク・ゴス)は親分マーカス(ショーン・ビーン)の片腕として絶賛活躍中。しかしある日、銀行強盗中に誤って警官を射殺してしまい御用となる。収監先は極悪犯罪者だけを収容したアルカトラズ的孤島の刑務所"ターミナル・アイランド"。ここでは囚人同士に殺し合いをさせる「デス・マッチ」をTV配信し莫大な利益を得ていた。しかし視聴者が飽きると視聴率は低迷、じゃあもっと過激にしちゃおうと武装した車で戦う「デス・レース」を新たに開催し視聴率グググっとアップ!ヤッタゼ。ルークもデス・レースに参加し大活躍!いつしか"フランケンシュタイン"と呼ばれるようになる。が、陰謀に巻き込まれ命を狙われることに。



パート2といいつつ実際は前作より前のお話。つまり「デス・レース ビギニング」ってとこです。前作ではジェイソン・ステイサムが覆面レーサー、フランケンシュタインの身代わりとなりますが今作ではその誕生秘話が明かされるって内容。ルーク・ゴス悪くないんですがジェイソン・ステイサムと比べちゃうと内容含め全体的にスケールダウンした感が…。マフィアの親分役ショーン・ビーンや囚人仲間役のダニー・トレホの方がぶっちゃけ存在感アリマス。それでもフランケンシュタインがナゼ覆面だったのかがうまーく繋がるからよく出来てます。グッジョブ!

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#7 映画『デス・レース/Death Race(原題)』

囚人たちが武装カーを操り過激な殺戮ショーを実況生配信しちゃうぜ!なSFバイオレンス。「デス・レース2000年」のリメイク。ジェイソン・ステイサム、ジョアン・アレン、イアン・マクシェーン他。監督ポール・W・S・アンダーソン。2008年アメリカ

2012年、経済危機で治安が悪化したアメリカでは民営化された刑務所内で囚人による武装カーによる過激なレース"デス・レース"が大人気。ある日、妻殺しの冤罪で投獄された元レーサーのジェンセン(ジェイソン・ステイサム)は女刑務所所長のヘネシー(ジョアン・アレン)に前回のレースで戦死した人気レーサー"フランケンシュタイン"としてデス・レースに参加することになる。レースで5回勝てば自由、負ければ死だなんて単純明快。ガトリングやミサイル、重火器を装備したマシンによる何でもアリの殺戮ショーのはじまりはじまり。



重装備を施したマシンによるカーアクションは大迫力。ドガガガっ、ちゅどーん、ボォォォォーってありとあらゆる武器で敵のマシンを破壊破壊破壊!みんな凶悪犯ばかりだから相手を殺すことなんて躊躇なしの造作なし、痛快爽快で観ててアドレナリンでます。レース途中に手に入るアイテムは攻撃力や守備力がアップするっちゅうオプションなんかもザッツ・エンターテイメントです。面白いです。そしてトランスポーターもそうだけどジェイソン・ステイサムは車の運転シーンがほんとよく似合う!以上!

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2/20/2012

#6 映画『[リミット]/Buried(原題)』

イラクで棺桶の中に閉じ込められ&埋められたアメリカ人があくせくするホラー。ライアン・レイノルズ、ロバート・パターソン、ホセ・ルイス・ガルシア・ペレス他。監督ロドリゴ・コルテス。2010年スペイン

イラクでトラック運転手をしているポール・コンロイ(ライアン・レイノルズ)。ある日、テロリストに襲われ目を覚ましたら真っ暗!なんとそこは棺桶の中でどうやら生き埋めにされたらしい。怖いよー暗いよー。状況を理解できないまま近くにあったジッポに火をつけ、ケータイを発見したポールは奥さん、警察、FBIなど片っ端から電話をする。しかしスムーズに救助要請ができずイライラしているとテロリストから着信「500万ドル払え」と身代金要求。どうすりゃいいんだこの野郎、その後もしばらくあっちこっちにかけた結果、ポールに一筋の光が!ダン・ブレナー(ロバート・パターソン)という在イラクアメリカ政府機関の人間に繋がる。ダンは発狂寸前のポールに「キミの状況は把握している!必ず見つけ出すから希望を捨てず待っていてくれ!」と励まし、ポールもなんとか気を落ち着かせた。だがジッポの火も消え、ケータイのバッテリーも残り僅か。徐々に焦りと不安の色がポールを襲う。そして遂に待ちわびたダンからの着信が…。



まさかの一人芝居でした。最初っから最後まで主人公オンリーでその他は声のみの出演。そしてオール棺桶シーン。なんてコストのかからない映画!あっぱれです。デモ…。最後スッキリしませんでした。なんか無駄に想像を膨らませ過ぎちゃってラストはアレレって感じでした。途中、この会話はこのあと何かの伏線になるハズだ(キリッ と思っても実は何でもなかったり。苦笑 だからあんまり深読みしないで観た方がイイデスヨ。

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#5 映画『ドクターズ・ハイ/PATHOLOGY(原題)』

将来有望なエリート解剖医がインターン先の医療センターで危険なゲームに巻き込まれるゴアゴア医療スリラー。マイロ・ヴィンティミリア、マイケル・ウェストン、アリッサ・ミラノ他。監督マーク・ショーラーマン。2008年アメリカ

テッド(マイロ・ヴィンティミリア)はハーバードの医学部を首席で卒業し、美人な婚約者グウェン(アリッサ・ミラノ)までいる勝ち組街道まっしぐらの青年。寂しがるグウェンと一時離れ意気揚々と全米のエリートが集まる医療センターにインターンで赴任する。しかしテッドの所属したジェイク(マイケル・ウェストン)のチームはコッソリ誰かを殺してはその死因を当てるというイカれた“ゲーム”に興じていた。クレイジーだ付き合いきれんと彼らと距離を置いていたテッドもやがて参加せざるを得ない状況に陥り危険なゲームに身を投じることに…。



さすが解剖医の話だけあって、死体わんさかゴアゴアです。ノコギリでギコギコ頭カチ割ったり、大きなハサミで肋骨ぶった切ったり、、でもそれが普通みたいなんですね、えぇ。テンション高いです。テキトーに人殺して「死因は眠らせてからピストルでバンかな〜♪」「正解、オマエの勝ちだわ」なんて楽しそうに推理し合うジェイク達はだいぶイッちゃってるけど、最後まで観るとなんだかんだテッドもけっこう残酷なんだよね。

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2/17/2012

#4 映画『アルティメット/Banlieue 13(原題)』

近未来のパリ郊外にある危険地区"バンリュー13"で生まれ育った青年と密命を受けたエリート潜入捜査官がギャングに立ち向かう姿を描いたアクション。シリル・ラファエリ、ダヴィッド・ベル、ラルビ・ナセリ他。制作・脚本リュック・ベッソン、監督ピエール・モレル。2004年フランス

ここは荒廃した近未来のパリ。政府は治安の悪い街を隔離するようになった。その中でも郊外にある"バンリュー13"はギャング達が連日連夜抗争を繰り返す絵に描いた様な無法地帯。そんなデンジャラスな街で生まれ育った青年レイト(ダヴィッド・ベル)は、街からのドラッグ一掃を目指すナイスガイ。ギャングのボス、タハ(ラルビ・ナセリ)に立ち向かうものの逆にレイトは警察に逮捕、妹までもタハにさらわれてしまう…。6ヵ月後、政府の作った時限爆弾がタハに盗まれバンリュー13に送り込まれたことが判明。ひょえー。しかも誤って時限装置もスイッチ・オン!困った政府はエリート潜入捜査官ダミアン(シリル・ラファエリ)にお願い何とかしてと爆弾解除の任務を託し、投獄されていたレイトを案内役として同行させることになりさぁ潜入開始!タイムリミットは24時間!武器は己の肉体のみ!



「跳ぶ」「飛び降りる」「よじ登る」これだけです。アクション好きなら必見。だってノースタント、ノーワイヤーですから。CGが当たり前の近年、セルフアクションでここまでできるのかと驚きます。とにかく二人の動きがハンパないんです。人間の身体能力ってス・ゴ・イ…。なんでもレイト役のダヴィッド・ベルは「YAMAKASI ヤマカシ」のモデルになった人物とのこと。フムフム納得。

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2/14/2012

#3 映画『ワイルド・スピード MEGA MAX/Fast Five(原題)』

猛スピードのカーチェイスがウリの「ワイルド・スピード」シリーズ第5弾。ヴィン・ディーゼル、ポール・ウォーカー、ジョーダナ・ブリュースター他。監督ジャスティン・リン。2011年アメリカ

前作で麻薬王ブラガの逮捕に貢献したドミニク(ヴィン・ディーゼル)だったが裁判で懲役25年の判決を言い渡されトホホ…。でもでも刑務所への護送中に元捜査官ブライアン(ポール・ウォーカー)達の手により逃亡に成功っ。おかげで全米中に指名手配…Ouch!!捜査網をかいくぐり南米ブラジルの裏社会に身を隠す2人は自由になりたーいと裏社会を牛耳る黒幕レイエス(ホアキン・デ・アルメイダ)から1億ドルを奪っちゃおうぜと無謀な賭けに出る。世界中に散らばる凄腕レーサーを招集し大胆な手口の大金強奪ミッションに挑む!ドミニクを追うアメリカ捜査官最強の男ルーク・ホブス役にドウェイン・ジョンソンa.k.a.ザ・ロックが出演。



冒頭の電車のシーンが一番の見どころかも知れない…。後半、特にラストの金庫けん引のシーンはちょっと強引過ぎるかも。でもこの映画はストーリーよりも大迫力のアクションがメインだから気になさらずに!大金強奪に仲間を集めるってまるでオーシャンズ◯◯みたいだからって気になさらずに!個人的にはドミニクVSホブスのガチムチスキンヘッド同士の肉弾戦が見物だぜ!!
PS.続編の6、7にジェイソン・ステイサムが出るって話はホントなのかなー…

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#2 映画『ムカデ人間/The Human Centipede(First Sequence)(原題)』

キチガイなマッドドクターが誘拐した3人の男女の口と肛門をつなげてムカデ人間を生み出してしまうトンデモストーリー。ディーター・ラーザー、アシュリー・C・ウィリアムズ、アシュリン・イェニー他。監督トム・シックス。2010年オランダ・イギリス

「やっぱ海外は開放的で楽しいわ!ウフフ♪」ゴキゲンにヨーロッパを旅行中のアメリカネーチャン2人組がドイツの森の中で車がパンクして立ち往生。「あらヤダ、困ったわ」と一軒の大邸宅に助けを求める。家主である元外科医のハイター博士(ディーター・ラーザー)は二人を快く迎え入れホッと一安心。したのも束の間、睡眠薬を飲まされ目覚めると地下室のベッドに日本人男(北村昭博)と共に縛られビックリ仰天!異常事態を察するも時すでに遅し。長年の夢を叶えるべく妄想に取りつかれたハイター博士のインモラルな手術が始まった…。ギギギ…



メンタルの弱い方はトラウマ注意ですかね…。観る前は(結合部分が)グロいのかなーって思ったケド、グロ描写は少ないです。あるシーンの状況を頭の中でイメージすると若干気持ち悪くなるくらいです。笑 そしてキチガイ博士を演じたディーター・ラーザーが羊たちシリーズのアンソニー・ホプキンス並のハマリっぷり!二人のネーチャンの絶望的演技&オール日本語の北村昭博も味があります。ちなみにムカデ人間三部作だそうです。笑

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2/13/2012

#1 映画『ロシアン・ルーレット/13(原題)』

17人の男達(プレイヤー)による100万ドルの賞金を懸けたロシアン・ルーレットを緊張感タップリに描くサスペンス・スリラー。サム・ライリー、ジェイソン・ステイサム、ミッキー・ローク他。監督ゲラ・バブルアニ。2010年アメリカ

電気工技師のヴィンス(サム・ライリー)は病気の父を抱えながら家族を養う好青年。家を担保にするまで追い込まれた彼はある日、客先で大金が手に入るという仕事の話を偶然聞く。藁にもすがる思いで招待状を盗み出し、たどり着いた先はいかにもアングラな館。ワケもわからず番号の入ったTシャツを着せられ、手には拳銃と一発の弾丸…オマイガッ。そう、ここは金持ち達がプレイヤーに金を賭ける集団ロシアンルーレット賭博だった。そりゃマズいイヤだ帰るとダダをこねても時すでに遅し。命をかけたゲームにヴィンスは参加することに…。金のために実の兄を賭けに参加させる謎の男ジャスパー(ジェイソン・ステイサム)や無理矢理賭けに参加させられる囚人パトリック(ミッキー・ローク)などクセ者揃いの中、最後に笑うのは一体誰?



ロシアンルーレットのあのハラハラドキドキ感に思わず拳を握りしめる。この映画の醍醐味は"緊張感"、つまりコレ以上でもコレ以下でもありません。ただジェイソン・ステイサム、ミッキー・ロークの出演により多少"先が読めてしまう"点は残念。だって大物俳優がいきなり死ぬワケないもん!だからいっその事マイナーな俳優で固めた方がよりカオス感が出て緊張感が増すんじゃないかな~。あと賛否両論あるだろうラストは元々アングラな世界の設定なのでいいんじゃないでしょうか。最後に、、警護役で出ている”PRIDE男塾塾長”ことドン・フライにもご注目。

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